2003/03/02

其の六、雅杯二日目、発動する王家の呪い編。

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がちゃ…頭上からの物音に目を覚ますと、ぼやけた視界の中に扉から室内を覗く顔が。…一瞬の停滞の後、コート・シンさんの顔と認識。
どうやらコート・シンさんが架神さん宅寝室(仮眠室)を覗き込んだ時の扉を開ける音で目が覚めたようです。
どれ位寝ていたのか、取り合えず起き出してコート・シンさんと凪さんに挨拶。
この人達はあれからずっと戦っていたのか…と思いきや、一応仮眠はとったとの事。寒かったそうです。
物音にも全く反応無く、ぴくりともせず死んだように眠る架神さんをさて置き(鬼)、コート・シンさんと凪さんとで朝食を獲りに行きます。近くにロイヤルホスト(ミストに非ず、ファミレスです)があってよかった…。朝食と言うには遅めの午前11時前、のんびりと食事を獲ります。
帰りに軽くコンビニで架神さん用の食事も調達し(ちなみに中身は食い合わせ悪そうなものでした)、帰還。
丁度帰って少しした辺りに架神さんが起き出してきました。
おはようございます。架神でございます。隊長殿、目覚めたであります
その場にいた全員が「絶対に寝ぼけている」と確信する仕草で(目がまだ半開き、しかも何故か敬礼しっぱなし)「おはようございます」を繰り返す架神さん。
何を言っても「おはようございます」しか返ってこない為、しばらく放置しているとどうやら本格的に目が覚めた様で、買ってきた朝食を食べだしていました。因みに「カレー味のおにぎり、結構普通ですね」だそうです。

起きたらする事はやはりAC、食料摂取中の架神さんの横で二人対戦を軽く開始します。
昨晩の兵器開発(重装甲REM)に刺激され、なぜか今日も新たなる機体の開発が開始、しかも何故か基本はREM脚です。
取り合えずはその前に自分のデータに重装甲REMを再構築しようとしている凪さんに、横からちょっと要らぬ突ッ込みを。
REMねえ、実はこれに滅茶苦茶形の合う武装ありましてね、これをつけるとラインが一致するんですよ
と、腕部をMAW-OC-BUD(トラウマビット)に換装して見せます。
「これ、絶対にデザインした人一緒でしょう」「おう、これ良いな、何か目が沢山在るな」
なにやら気に入った様子の凪さん、カラーリングをいじり出します。赤っぽい茶色黄色でアクセントを加えた配色がBUDとREMの目っぽい装飾をより強調、誰が言ったか「エジプト仕様、王家の呪い」機体が誕生いたしました。
私が昨晩使用した際の脚部はPETAL、今使用している脚部はREM…積載量が1000以上増えています。つまりは背中に更に60%弾倉を装備可能、オービットの弾数が飛躍的に増加しました。
「これでそうそう弾切れないだろう」…確かに、何時までたっても延々ビットがヒョコヒョコヒョコヒョコ飛んで来て途切れる様子無し
性質の悪いことに連動ミサイルまで弾数アップ、こちらだけでも相当邪魔です。重いだけあって両肩弾倉の威力はかなりの物ですね。
フロートの中でも強固な装甲の次は、REMのフロート中最大級を誇る積載量がクローズアップされます。これにより60%弾倉の搭載を可能にし、猛烈な弾数のオービット&連動ミサイルを搭載した恐怖のREMが新たに一機誕生、昨晩の浮遊要塞が防御特化型だとすればこちらは攻撃特化型です。
しかも何故かインサイドに密かにMWI-NM/70(焼夷ロケット)、弾倉で増加して112発…。むしろこちらが架神さんに大受けしていました。

最初は凪さんが乗り、架神さんと私が挑戦するも、やはりトラウマビットを越える事が出来ません。なにしろ最大の欠点であったオービット不足が解消され、しかもミサイル数もアップ。兎に角何度やっても先に削り殺されます
手持ちの機体を次々に投入するも殆んどがビットに揉まれて爆砕。二人して途方に暮れていると、颯爽と登場コート・シンさん、「私に代わってもらえますか?」
OBを噴かしながら突撃、ミサイルからダブルライフルを駆使し、ビットのダメージを抑えながら相手のAPを先に削りきり、遂に無敵かと思われたトラウマビットを突破します

OBを駆使して戦われるとビットの攻撃が分散し、その間に攻撃されると意外と脆い事が判明。近距離迎撃用にEOコアを装備していましたが、OBコアに換装してこちらも高速戦をしようと言うことになります。
…しかし凪さん慣れないフロートに四苦八苦、思ったほどの効果が出ません。
そうすると架神さんが横から「ちょっと良いですか?」(しつこく残っていた)インサイドを取っ払い、コアをMCH-MX/GROA(高効率OBコア)に、頭部をCHD-MISTEYE(クレストイチ押し頭部)に、武装を完全にオービットメーカーと連動ミサイルのみとし、完全に特化し切ります。

元々架神さんは2の頃にフローティングビッター”をやっていたお方、フロートにビットを搭載して戦う戦法を既に確立していたためそれを応用、正確にオービットを撒きながらOB突撃を繰り返してきます。
これがまた強いのなんのって、只でさえ性能の上がったオービットに操縦者は“フロートマスター”架神さん。本体は絶えずOBでARENA(フロートの庭)中を飛び回り、オプションで強化したロック速度は一瞬で6連ロックが可能。そのロック速度も手伝って、OBでARENA中所狭しと飛び回りながらも常に相手をビットで包囲します
オービットと連動ミサイルの嵐を回避しながら、OBで飛び回るフロートを捕まえるのは事実上不可能です。いくらこちらもOBで対抗しようにも、相手を補足しておかないとミサイルが邪魔になり、相手の補足に必死になるとビットに削られ、あまつさえこちらが攻撃する暇が殆んど在りません。 少なくとも相手の弾が切れて攻撃がやまない限り効果的な反撃は無理でした。
コート・シンさんが必死に食い下がるも多重ビットと連動ミサイルに削りきられ、効率で完全に負けています。
“フロートマスター”架神さんをパイロットに得、「王家の呪い」機体は結局最後まで突破できず、今回開発された機体の中でも一際伝説級の機体として“王家の呪い”の名と共に皆の心に刻まれました
機体の最適化に加え戦術面での強化も重なって、このコンセプトでは特化の極みな機体が完成。ちょっとしばらくは戦いたくありません。マジで。
ただし前にも言いましたが猛烈に強い反面、相手に相当な精神的疲労を与える事がありますので、使用の際は連続使用を避けてください。スナイパー機体とかで戦いを挑むと悲惨な事になります。なりました。

最後に架神さん、ボソッと一言
これ、やる側になると面白いなぁ…
駄目です、それにハマルのだけは駄目ですって言うか許してください。

王家の呪い」完成後、どっしりと疲労を感じながら「ちょっと気晴らしに阿呆らしいのを作りましょうか
むしろマニアックな装備を探していると次に脚光を浴びたのがKWC-HZ120(肩投擲銃)撃ち出す角度で飛距離が変わる特性が受け、四脚に搭載されて実戦に投入。
確かにこの武器、ノーロックの上弾道が山形なので命中率が低いです。しかし実は弾数とリロード時間と威力の優秀さがそれを補って余りありました
これで弾幕を張られると容易な事では近づけません。歩き回る四脚からほいほいと投擲銃が飛んできます。しかもステージによっては地形の起伏を乗り越えていきなり投擲銃が飛んできます。慣れると割と良い位置に飛んできて邪魔な事この上なしです。
AERRIAL RUINで上空の地形から超遠距離投擲が飛んできたときには流石に笑いましたが…
冗談で選んだつもり意外な発見です。多人数戦で使われると非常に邪魔になりそうな予感が山程します。
余談ですが、お陰でちょっと4脚が見直されたのは嬉しかったかも。

投擲を使用して爆発を量産する凪さんの重量級四脚に対して、私が組んだのは重量とEドレインをできうる限り抑えた格闘戦用中量2脚。ORDERを基本に兎に角そこそこ硬くEドレインを低く組んだ上コアはMCH-MX/GROA(高効率OBコア)
取り合えずこの機体にロケットとブレードを装備、投擲の弾幕に対して突撃戦闘を行っていると、横で見ていた架神さんが一言
「どうせロケットだけなら、ノルディックにしましょうよ」…両肩にMWR-AR/602(ノルディック仕様)。なるほど、ロケットオンリーにするならいっそノルディックにするのも良いかもしれません…元々積載量に余裕はあったのですぐに搭載完了。
上下にも動き回る相手にどう当てようかなぁ」とか考えながら二脚型ノルディック仕様機体にて出撃してみると…

ゴババババババババババババババババババ

すいません、関係ないです。実際普通に使用してもノルディック用機体は非常に凶悪でした。
ノーロックのロケットとは言え、一度当るとゴッソリとAPを削られしかも下手をすると硬直によりそのまま死去。その上ベースの機体はもともと格闘戦用の省エネ仕様、OBやブースタを噴かしまくってすぐに懐に潜り込んできます
これはまたはた迷惑な機体が一機完成。ううむ、しかし良いのでしょうか、これ?

投擲とノルディックにかまけている間にふと見れば架神さんが微妙にまた眠そうです。開発も一段落したことですし、やはり此処は一つ。
眠そうなとこすいませんが、残り時間4人対戦でもしませんか
この一言によりむしろ待ってましたとばかりに全員がスタンバイ最後の聖戦(ラストバトル)の火蓋が切って落とされます。

次回、“最終決戦…降り注ぐ爆雷、貫くパイル、煌めく二刀流、吼える火炎放射器”編へ続く。

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